これまで仕事をしてきた中で、約束をすっぽかしてしまったことはないだろうか?
また、なにかちょっとした仕事が発生したときに、あとでやろう、と思っていてうっかり忘れてしまっていたことはないだろうか?
こういったこと防ぐためには、ずっと覚えた状態でいるか、あとになっても思い出せるようにしておかなくてはならない。約束事であれば、その内容を紙にメモして貼っておき、常に約束内容が見えるようにしておいたり、あとで目について思い出せるようにしておくということである。
私がうっかり約束をすっぽかしてしまったことが何度かある。その失敗話を絡めて、防止方法についてお伝えしたい。
その場で済ませてしまう
すぐできることであれば、忘れないように覚えておくのではなく、その仕事を終わらせてしまうのがよい。
これはたしか社会人になって働き始めたばかりのころだと思うが、電話対応での失敗だ。
事務所に電話がかかってきて、電話をとった。電話の相手は、私の目の前の席にいる同僚に変わってほしいと言った。
その同僚をAさんとしよう。あいにくAさんは、席を立っていたので、「折り返し電話します」と言って電話を切った。Aさんはついさっきまで席にいた。昼休憩でもないし会議もないので、おそらくトイレなどで一時的に一時的に席を立ってるのだろう、戻ってきたら伝えようと思った。
電話を切ったあと、自分の仕事をやりだした。Aさんはすぐに戻ってきたと思うが、仕事に集中し出したためか、電話があったことをすっかり忘れてしまった。
これは、メモを書いてAさんのデスクに置いておけば済む話であった。多少面倒でも、今すぐ済ませられることは済ましておけば、そのことは忘れてしまってもよくなるのだ。
常に用件が見られる状態にしておく
なんらかの約束ごとがあったとしよう。会議でもいいし、同僚とのランチでもよい。 デスクでパソコン作業をしているとしたら、パソコンの端のところに用件を書いたポストイットを貼っておく。こうすると、常に目に入ってくるので、目につくたびに、その用件を思い出すことができる。
しかし、これだと目に入ってくる度に思い出してしまって、仕事の邪魔になってしまうこともあるし、間があくと、そのポストイットも風景と化してしまって、用件が目に入らなくなってしまうこともありそうだ。
だから、必ず思い出せるようなきっかけが発生するようにしておく。こちらのやり方をおススメする。
必ず思い出せるようなきっかけが発生するようにしておく
これが、タイトルにもあるように、一番おすすめしたい忘れを防ぐ方法だ。
以前私がいた職場は、駅から離れていて、歩くと30分弱はかかるよう場所にあった。車であれば5分程度。営業部員が外出するときは、車を使用することが多かったが、時折、電車を使用することもあった。
その際には、時間のある者が車を出して営業を駅前送っていた。とはいってもその仕事は、一番の若手の私に回ってきていた。
私がその送り迎えの仕事をはじめたばかりの頃の話だ。営業が会社に戻ってくるときには、事務所に電話がかかってきて、○○時に(会社の最寄り)駅につくから迎えにきてくれと、事前に迎えを求める電話があった。
「今から1時間後に迎えに来てくれ」
私が電話でその依頼を引き受けて電話を切った後、まだ1時間ありますから、その迎えの話はいったん忘れて仕事に取り掛かりました。集中していたためか、うっかりと迎えに行く時間のことを忘れてしまっていた。
予定通りさっきの電話から1時間後、駅に着いた営業から職場に電話がかかってきた。
「駅に着いたのだけど、まだきていないのか?」
そこからあわてて車を出して迎えにいった。
携帯のアラームをセット
仕事に集中していても必ず思い出せるようにしようと考えて、駅に向かって車を出さないといけない時間に、携帯電話のアラームをセットしておくようにした。そうすれば、どんなに仕事に集中していても、アラームが鳴ったときに、「あっ、営業を迎えに行く時間か)」と思い出すことができるのだ。
べつに携帯電話でなくてもなんでもよいのだが、身近なもので携帯電話のアラームを使用できる。
これが、物事を思い出させてやり忘れを防ぐ、リマインダーというものだ。
アラームが鳴ったときに、なんでアラームが鳴っているのだ?と、その理由がわからなくなることはない。営業を迎えに行く時間を思い出すために、アラームをセットしているのだから、そのことも一緒に思い出される。
この携帯アラームでのリマインダーは、このような何かの約束時間前になったら、それを思い出すのに活用することができる。
工場内にいるときにも使える
食品の工場の中に入って仕事をして身体を動かしていると、時間を忘れてしまうこともあるし、逆に度々時間を気にしていると仕事に集中できない。
約束時間の少し前にリマインダーをセットしておけば、目の前の仕事に集中でき、必ずそれを思い出すことができる。
ただし、アラーム時間を間違えるとか、携帯電話を携帯していないとか電池が切れているといったことには注意が必要だ。
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