QC7つ道具とは、QC7つ道具に書いたようにさまざまな問題解決に使える分析手法だ。QC7つ道具は、道具というより(分析の)手法であるが、品質管理が自分の手でよく使う実物の道具もいくつかある。
それらのリアル品のQC7つ道具を紹介したい。
注意してほしいことは、一般的に使われている言葉ではなく、私の造語であることだ。
定規
コクヨ 直線定規 ステンレス C型 JIS1級 15cm TZ-1341
食品のサイズを測るのに使う!プラスチック製だと欠けてしまうことがあるだろうから、ステンレス製がよい。当然、木製はダメ。
ノギス
シンワ測定 高級ミニノギス 100mm 19894
定規と同じく食品のサイズを測るのに使用するが、定規で測りやすいものもあれば、ノギスのほうが測りやすいものもある。容器に入ったものの深さを測るには、ノギスをさす。
デジタルタイプでもよいが、目視してメモリを見るシンプルなノギスでよいと思う。
はかり
タニタ デジタルクッキングスケール 1kg ホワイト KD-187-WH
製品の重量をはかるのに使う!業務用だと何kgもはかれないといけないけど、エンドユーザーに向けた食品であれば、最大表示1000g、1g単位でよいことがほとんど。
カメラ
丈夫なものがよい。複雑な機能はあまり要らない(あっても困らないが)。また、近距離でも撮影できるカメラがよい。食品に混入していた異物を拡大して撮ることができる。最短撮影距離は1cmほしい。
私は以前、最短撮影距離1cmのこのカメラを使っていた(ひとに貸したら、そのひとが落としてしまい、壊れて戻ってきて、今は別のカメラ)。いま販売中止のよう。
RICOH デジタルカメラ CX6ブラック CX6-BK
こちらも同じくリコー。最短撮影距離1cmのカメラで、衝撃に強いし、水にも強い(耐水性はいらないか)。アウトドア用。
RICOH 防水デジタルカメラ RICOH WG-30 防水12m耐ショック1.5m耐寒-10度 RICOH WG-30 BK 04591
これなら、カメラを貸した相手が落としてしまっても大丈夫。
マイクロスコープ
サンコ- DINO-LITE PREMIER M DINOAM4113T
食品に混入した異物がなんなのかを調べるときに使う。200~300倍ズームでもよいが、500倍まであれば相当細かところまで見える。
拡大画像だけで異物がなんであるかを特定できることは多い。工場内にある似たようなものの拡大画像と比較すれば、同じものであるかどうか判断できる。
ライト
パナソニック LED懐中電灯 BF-BS01P-W
WTOR LED 懐中電灯 ライト ハンディライト 高輝度 ズーム式5モード 2000LM CREE XM-L T6 (ブラック)
工場の衛生チェックで、機器の裏側や天井の隅など、暗い箇所を明るく照らし出して確認をするための道具だ。大型のサイズでもよいが、 手で握り込めるサイズのライトがよいだろう。お店で買うのであれば、明るさが弱いライトから、強いライトまで並んでいるから、強いほうを選んだ方がよい。小ぶりなサイズで、数100ルーメンのライトだと、暗い箇所が明るくなるほどの光が無い。
ストップウォッチ
CITIZEN (シチズン) ストップウォッチ055 8RDA55002 黒
標準作業を設定し、マニュアルを作成するために、時間を計測する。
どうだったろうか?これらが、自分の手で道具として使う、リアルQC7つ道具。
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