QC7つ道具

ＱＣ7つ道具とは、さまざまな問題に使える問題解決手法だ。製造現場、品質管理において使用できるものだが、それだけではなく、営業の仕事であっても、事務系の仕事であっても活用することができる。

ヒストグラム

データを度数分布表にまとめ、この度数分布表を柱状図として表示したもの。

チェックシート

チェックをつけるようにしてデータの集計を行ったり、またミスを無くすためにチェックをし記録するもの。“正”の字で数えるのと同じ使い方をしたり、点検表を使ってチェックするのがそうだ。

特性要因図

問題の要因と結果、その因果関係の情報や知識をまとめた魚の骨のような形の図だ。魚の骨だからフィッシュボーン図とも呼ばれる。

基本は、右側に「品質の特性や（問題の）結果」を置く。そこへ1本、横に大きな矢印を引き、その矢印に、右側に書いた「特性や結果」に影響を与える要因を、木の枝が分かれていくように順次書いていく。

管理図

横軸に時系列をとり、データをプロットして線でつないでいく折れ線グラフ。管理限界線を定め、プロットされたデータの値が管理限界を越えたら工程に異常があると判断するなど、工程の問題発見や問題解析に役立る。

散布図

縦軸と横軸にしてデータをプロットした図。2つの変数の間の関係を目で見て確認することができる。

パレート図

各項目ごとの問題発生件数、あるいは商品の売り上げ金額などを算出し、数値の大きい順に作成した棒グラフと、累積％の折れ線グラフを組み合わせた図である。

パレート図を確認することで、どの項目が重要なのかを把握し、重点指向で問題解決をするために活用する。

層別

データのばらつきの原因、問題の原因と思われる要因ごとに集計し、要因ごとのデータの違いを比較することだ。

なんらかの問題があったときに、ここが問題の原因ではないか？と考える要因を上げる。ＡとＢがあったとしよう。Ａ要因、Ｂ要因ごとに分けて集計を行い、結果を比較してみる。そこにはっきりとした違いが見られる、Ｂ要因だけ悪い結果が得られたのであれば、Ｂ要因が原因の可能性がある。