新しく身につけたい作法、しごとのやり方があるとして、どうしたら身につけられるかというと、強く意識して集中して取り組むことで、無意識的にもできてしまうくらいにすることだ。
たとえば、相手にわかりやすく簡潔に話をする方法として、「結論から話す」がある。どういう話し方がよいのか問いがあれば、まず一番目にあがってくるような答えであり、重要なことだ。それにもかかわらずず、周囲を見渡すとどうだろうか。これができていないひとが多くみられると思う。
では、「結論から話す」に集中して取り組んでみるとしよう。上司や同僚からの質問に答えるとき、メールで問い合わせをするとき、報告書を書くとき(話すではないですけど)、すべてを結論から始めるのだ。これを強く意識して仕事を行うのである。いや仕事だけではない。友人と話したり、家族と話すときにもそうしてみるのだ。
1週間が終わるころには、「結論から話す」ことが、強く意識しなくてもできるようになっているはずだ。
これは、小さなことでもよい。猫背で見た目が悪いので背筋を伸ばしてみるとか、電話を切るときに相手より早く切りがちなので注意をするとかでもよい。
その1週間だけは本気で取り組んで身につけるのだ。そして次の週には、また別のことに取り組む。これを1年繰り返す。1年は52週あるのだから、52個の事柄で進化ができることになる。
また、これは自分自身につかうだけでなく、会社のことにも活用できる。
食品工場内で、清掃不足箇所を徹底的に探して清掃するように依頼するのを1週間毎日続けるでもよいし、部署内での無駄な仕事を探して、その仕事をやらないようにするのを1週間徹底してやってみるといったことでもよいだろう。
継続をすればいずれ劇的な変化が表れてくるのではないか。1週間でいいので本気で取り組んでみよう。
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